| 2020年9月17日 |
こんなもんだよ |
(俺・サトーさん) |
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どうやら今年はどこの沢も魚が少なくて厳しいらしい。
俺達の活動エリアの事情に詳しい知人からもそんな話を聞くと、今シーズンの不調ぶりも納得出来るが・・。
シーズンも終盤に掛かってきて俺的なタイムリミットも迫る中、予定を強引に切り詰めてなんとか釣行の計画を立てた。
今回もサトーさんと2人で、2年ぶりとなるK川の釣行だ。
前回来た時は、やや増水の状況を2人共ルアーで釣り上ってイマイチな内容だった。
今回はタイミング的に水量は問題無いはずなので、本流差しの一発を狙っていきたい。
釣行当日、AM6:30。
曇り空の下、本流との出合いに到達してK川最下流部から遡行し始めた。
夏の暑さもピークを脱して、気温は20℃程度と快適だ。
広大な川原を進んでいくと、本流と繋がった流れは本来の適度な水量だ。
渓相が整うまで歩き、ようやくポイントが現れ始めたのは本流出合いから10分遡行した頃だった。
落差は出始めたものの、まだまだ小場所ばかりのエリアだが、遡上モノの可能性を踏まえて早めに釣り始めた。
それにしてもこの支流で最下流部から入ったのは随分久しぶりになるが、以前と比べてやや荒れた感が見える。
去年の秋の台風を始めとする、度重なる災害の影響に間違いない。
角が立った新しい岩が目立つ川原を遡行しながら、丁寧にルアーを打ち込んでいく。
サトーさんも俺も、ルアーは殆どミノーかスプーンの二択で攻め歩く。
相変わらずの曇り空は一向に晴れる気配もないまま、登山道が出合ってきた。
今日も最初の魚影が遠いまま、無心に釣り続けるが・・。
気がつくと川原の細かい砂利の部分に、だいぶ新しい足跡が残っているのを見つけた。
よくある動物のものではなく、完全に人間のものだ。
状況から察するに昨日か一昨日か・・というくらいに新鮮な跡である。
今日ではないはずだから大丈夫だろう。
疑心暗鬼になる心を励ましながら、とにかく最初の一匹を求めて無心に釣り上る。
・・が、どうしたことか序盤の釣りでは追ってくる魚影どころか逃げる姿さえ見えない。
嫌な予感が過る。またこんな展開か・・。
渓相の荒廃が目立つ中、不意に周囲の異変にも気付いた。
この川特有の、うっそうと覆い被さるようなブッシュも一掃されて、スッキリと開けてしまっているのだ。
これは相当荒れたな。魚達も流されてしまったのだろうか。
そんな状況を釣り上る事2時間余り・・。
ようやくサトーさんが本日1発目をHITさせてくれた。
しかし取り込む直前でリーダーが切れて、8寸程の獲物はルアーを咥えたまま逃走してしまった。
ルアーの損失と、魚や環境へのダメージを残した事に後ろめたさは残るが、ようやく魚っ気が出てきたな。
程なくしてサトーさんに追加の魚信。
無事に確保したのは6寸程のハイブリットだ。
小さいが、なんとかボウズを逃れただけで一安心だな。
大きな滝も超えて好渓相も極まった頃にはサトーさんに追加の釣果が出て、7寸強のハイブリットをGET。
少しずつだが反応も見え始めたが、今日の釣り場はそろそろ終盤だ。
右岸から某支流が出合ってくるポイントが、なかなか良さ気な形をしている。
サトーさんも気を利かせてくれたので遠慮なく釣らせてもらうと・・。
投入した1発目のミノーに見事にHIT。
ようやく本日初の魚信を味わって、無事に引っこ抜いたのは8寸のハイブリットだった。
終盤になってしまったが、なんとか釣る事が出来て良かった。
今回も撮影後にリリースしたので土産は無い。
程なくして今日の釣行予定のコースは終焉を迎えたので、帰還の途に就く。
帰りは崩落しまくった踏み跡を多用して、川通しの労力を浮かせていこう。
そして2時間後、無事に車まで辿り着いた。
今回は終始曇り空で気温は快適だったが、釣果は燦々たるものだった。
魚影の復活まで今暫く掛かるだろうけれど、気長に待とう。