| 2018年9月11日 |
増水×ルアー |
(俺・サトーさん) |
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前回のN川釣行から一週間、同じ職場で働くサトーさんからの急なご提案で新たな釣行となった。
未だ台風や大雨の影響に翻弄されて不安定な情勢の中、それでも釣りになりそうなプランを考える。
そして決まったのは俺的に数年ぶりとなるK川での釣行だ。
K川といえばイワナとアマゴが混生していて、程良い落差で本流差しも期待出来る好渓である。
非常時のエスケープも楽だが、全般的に覆い被さるようなブッシュだけが玉にキズといったところか。
しかし、ある事情でサトーさん達からは○ン●沢と、不名誉な命名をされてしまった・・。
AM7:45。曇り空の下、やや遅めの入渓。
訳ありの1時間のタイムロスが悔やまれるが、仕方がない。
久々の山歩きからK川下流部に降り立つと、増水した流れが俺達を迎えてくれた。
本流さえも濁流になる程の状況なので、ある程度覚悟はしていたが・・。
K川はほんのり濁りを纏いながら、本来の1.5倍位の水量で力強く流れていた。
今回は俺もサトーさんに合わせてルアー釣りのみで釣る。
出来れば刺身用に一匹キープしたいところだが、キープサイズは出るだろうか。
水位の上昇でポイントが絞り難い中、交互にポイントを譲りながら釣り始めた。
サトーさん的には初めてとなるK川が、いきなりこんな状況ではなんだか申し訳ない気持ちにもなるが・・。
まぁ、人知れず●ン○沢などと呼ばれてしまったK川のささやかな逆襲だと思ってください・・。
そんなK川はサトーさんだけでなく、俺にまで増水時の難しさを当てつけてくれる。
流れの太さとは対照的に、狭くなったポイントにルアーを投入するのは難しい。
俺もサトーさんも前日に新たなルアーを補充したばかりなので、気合は充分ではある。
しかし序盤は追ってくる魚影さえも見えずに我慢の時間だ。
そんな状況のまま、序盤の大場所である遡上止めの滝に到達。
期待していたものの、やはり増水によって難しい状況となっていた。
2人掛かりでルアーを投げ込んでみたが、敢え無く無反応に終わった。
滝を巻き、その上からも好渓相が続く。
曇った空からは陽が出たり雨粒がパラついたりと落ち着かない。
湿っぽい雰囲気の中、辛抱強く魚信を探していく。
そして開始から1時間余りが経過した頃・・。
足場に近い小場所から攻めたところに追ってくる魚影を確認。
最初から使っていたミノーをスプーンに換えて再び攻めてみると、遂にHIT。
大事にタモで回収したのは7寸強のハイブリットだ。
久々のK川のイワナに会えて安心した。
仲間内での本日初HITという事で、サトーさんも喜んでくれた。
撮影後にリリースして、尚も釣り上る。
すると20分程経ったところで、今度はサトーさんに初HIT。
ブッシュの影から狙って獲ったのは、俺と同様の7寸強のハイブリットだ。
どうやらミノーに喰わせたようだな。
とりあえずボウズを逃れた事で安堵の表情のサトーさん。
一匹の価値を感じる釣果だった。
更に次のポイントでは狭い落ち込みにピンポイントでミノーを放り込み、これが見事にHIT。
今度はなかなかの手応えのようで、サトーさんの竿を曲げてくれる。
そして釣り上げられたのは、ジャスト30Cmの♂イワナだった。
サイズも然ることながら型も良い。
サトーさんも調子が出てきたようだ。
散々撮影に付き合わされたイワナも無事に解放され、ヘロヘロになりながらも流れに戻った。
その後、俺が7寸クラスのイワナをバラしてから少し間が空き、再び反応が渋くなった。
湿った河原は相変わらずブッシュと水量によって遡行し難い。
いつもの水量だったらどれだけ楽なことか・・。
だんだんとブッシュも増えてきて、渡渉も億劫になってきた。
こんな時、仕舞寸法の短い餌釣りの竿だとまだ楽なのだが、ルアーロッドではなかなかそういう訳にもいかない。
サトーさんは新たな装備としてベストに小型のリュックサックとロッドホルダーまで備えた高機能型のものを導入している。
しかしまだ釣りの最中では、ちょっと巻くくらいではいちいち竿を仕舞うのは面倒な局面でもある。
結局2人共竿は仕舞わずに、慎重にブッシュの隙間を縫って遡行していく。
そして要所毎にぽつぽつと、サトーさんは7〜8寸のイワナを追加していく。
さすがだな・・。
俺の方はなかなか魚信がないものの、暫く経ってようやく2匹目をGET。
小型のジグで深場から8寸クラスのイワナを引き出した。
キープサイズには程遠いので今回も土産は無しか・・。
なかなか釣れないルアー釣りなので、なんとか釣果を得られた俺はだいぶ満足してきた。
ついつい油断してキャストを失敗し、実績を積んだジグをロストしてしまった。
そろそろ潮時かな。
先行するサトーさんの姿は見えないが、そろそろ満足に至っただろうか。
サトーさんを追うと、すぐに追いついた。
どうやらイワナの他にアマゴも釣れたらしい。
よかった、今日はアマゴ目当てだったとの事だったので、最低限の目的は果たせたな。
遡上モノについては残念だが、今日は仕方が無いだろう。
時間は11時頃だが、早めの納竿というになった。
竿を仕舞って踏み跡まで登ったら、そのまま山歩きで戻る。
日帰り釣行では時間をフルに使えないのが惜しいが、今回に限っては川の状況が厳しいので満足するしかない。
そして昼過ぎには無事に車まで戻る事が出来た。
今回は急な釣行で現地の状況も厳しかったが、なんとか釣りが出来て良かった。
渓流釣り元年のサトーさんも、計4回の釣行全てで釣果を出して上々の滑り出しでもある。
今後が楽しみだが、シーズンも終盤。来季に期待だ。