2016年8月6日

少々長め

(俺)



 2週間ぶりの釣行という事で今回もホームの海に行くが、穏やかな予報と潮の関係もあって、久々に深夜のうちに出発した。

 そしていつもの海岸に着いてみると、今宵に限って数台の車が停まっていた。
  なんて事だ、普段ならほぼ無人の時間帯なのに・・。

 波も風も静かな暗い浜辺には、等間隔に3組程の釣り人の影が見える。

 俺的には誰も居ない漆黒の浜辺からひっそりと出港したいのに、予想外の状況にテンションが急降下した。

 とはいうものの、台風のシーズンなのでこの穏やかな環境もそう長く続くとも思えない。

 なんとも悩ましいところだが、今回を逃すと次の機会が見えなくなるので、仕方なく予定を強行する事にした。

 そしてサクサク支度を進めて、いつも通り20分程で準備を整えた。

 今宵は星空が見えるが新月なので月明かりはアテに出来ない。

 波打ち際の視界が少々厳しいので出港の際のタイミングには細心の注意を払う必要がある。

 他の釣り人達から目立つのは極力避けたいところだが、今回ばかりは背に腹は代えられないな。

 ヘッドランプで波打ち際を照らして波を読み、真っ暗な沖へと出港した。

 少々波を貰ったが無事に波打ち際をクリアして、魚探を起動しながらいつものエリアに向けて漕ぎ進める。

 一旦出てさえしまえば月明かりが無くても俺には問題無い。

半年ぶり

 魚探の明るさ調整を夜間モードに切り替えて、暫し海中の様子を観察する。

 しかし反応の出方は特に昼間と変わらないようだ。

 とはいうものの、色々な可能性に満ちているので俺的には興味深い。

 今回は前半が夜釣りという事になるので久しぶりに餌釣りの竿を持ってきた。

 先ずは未知なる獲物に対して餌釣りで攻め、日の出以降は疑似餌用ロッドに切り替える方針でいこう。

 海中に気になる反応は殆ど見られないが、表層のノイズに紛れてチラホラと何かの魚影が映るようだ。

 夜は色々な魚が浮いてくる時間だ。普段会えないようなレアな獲物かもしれない。さて始めてみようか。

 静かな水面でヘッドランプの明りを控え目に調整し、餌釣りの仕掛けを組む。

 とりあえず暗いうちは鯵の切り身を使ってみよう。

 いつものエリアで仕掛けを投下し、水面下10m程のところで止めてアタリを待ってみる。

 暫く待って反応が無いので、少しずつタナを浅くしては様子を見ていく。

 相変わらず静かな環境で潮も殆ど動いていないようだ。夜、流れが速いと色々面倒なのでありがたい。

まさかの青物

 そして釣り始めて20分程経った頃に、手持ちで待っていたところにアタリが出た。

 やはり浅い所に居たな。獲物が何か分からないので、ここは慎重に待って喰い込ませる。

 少し待って聞きアワセてみると無事にHITした。

 たいした重みではないがなかなかの引き応えだ。期待と緊張が混在するこのスリルがたまらない。

 天秤までは回収したものの、ハリスを手繰る間も獲物が走り回って手間取る。青物か?

 そして無事に引っこ抜いたのは30Cm程のワカナゴ・・?いや、型が少しカンパチっぽいが、暗くてよく分からないな。

 夜釣りで青物釣ったのは初めてだ。コイツ等夜行性だったかな?

 とりあえず詳細は後回しという事にして、撮影後にリリースした。

 しかしその後が続かず、表層の探り釣りをしながら近辺を徘徊して生命反応を捜索してみる。

 たまに海底まで仕掛けを投下してみたりもしたが、反応は得られなかった。

また青物

 そしてなかなか思い通りに釣れないままだいぶ経ち、1発目が釣れたエリアに戻った頃にようやく2発目のHIT。

 コレも表層で喰ってきたのでどことなく似たような引き応えだったが・・。

 無事に引っこ抜いてみると35Cm程の鯖だった。

 なんだ・・と、少し落胆しながらも、ノジメしてクーラーBOXにぶち込む。

 とりあえず土産を得られたが、なかなか渋いものだな。

 程なくして日の出時刻を迎えたものの、東の空は下の方に雲が積もっているのでなかなか明るくならない。

 このマヅメ時の行動で釣果が決まるかもしれない。

 餌釣りをどこまで続けて、何時疑似餌に切り替えるべきか。

 未知なる獲物への夢は尽きないが、小型のカサゴを釣ったAM4:20頃に疑似餌用ロッドに手を伸ばした。

 ここ2ヶ月間程大活躍のサビキと100円ジグで、今日も青物や底物を釣ってやろう。

 疑似餌の支度を整えたら、三度魚群捜索に動く。

 周囲もどんどん明るさを増し、陸っぱりの釣り人達の姿もハッキリと見えるようになってきた。

リリースサイズ

 少し陸寄りに移動したところで、中層にベイトらしき反応をキャッチ。

 即座に仕掛けを投下してみると、弱々しい生命反応が伝わってきた。やった、ベイトを掛けたぞ。

 そのまま仕掛けを降ろし、水深40m程の海底でアタリを待つ。

 先月まで調子の良かった泳がせ釣りを再び出来る事になるとは、楽しみだ。

 ・・が、期待とは裏腹になかなか追い食いが来ないまま粘る事になってしまった。

 あまり長く掛かると餌がバテて食いが悪くなるので、程々に餌を代えるかHITしてほしいところだ。

 しかし結局、最初に掛かったベイトにはHITせず、餌を代える為に一旦回収する。

 するとベイトは10Cm程のカタクチイワシだった。

 バテバテだったのでリリースして、再びベイトの層で釣り直す。

 今日のベイト達はそこそこ大きな群れのようだが、やはり何時居なくなってしまうかわからないので焦る。

 なんとかベイトを掛けて再び海底に送り込むと、ようやく竿先が大きく曲がった。

鯖GET

 アワせるとなかなかの重みで期待が高まる。

 そして無事に水面まで寄せてみると、なんと鯵とホウボウが一荷で掛かっていた。

 とりあえず両方ともノジメしてキープ。土産を増やせた。

 既に太陽も完全に昇っていて快晴の様相だが、まだ活性は持ってくれるだろう。

 何時の間にか他のカヤックも一つ出てきていたが、広い海面は穏やかなままで、快適さは保たれている。

 しかし徐々に暑くなってくる中で案の定ベイトの群れは去り、ただのジギングに徹する事になった。

 海底狙いに飽きた俺は表層狙いに切り替えてみると、時折アタリは感じられるようになってきた。

 なかなか針掛かりさせられないところがもどかしいが、暫し粘ってようやくHIT。

 40Cmの鯖を土産に追加出来たが、まだ物足りない。

 しかし8:40頃まで頑張ったところで精神力が尽きて終了とした。

 

 今回は深夜のうちから出港して半分夜釣りを味わってみたが、期待した程の成果は得られなかった。

 それにいつもより少し長く浮いていたのに土産は特に普段と変わらなかったのも残念だが、新たな経験値を得たという 事で良しとしておこう。

 

土産GET





戻る