| 2016年7月15日 | 草履の中から |
(俺) |
|---|
ホームの海からベイト達が居なくなってしまう前に少しでも釣っておこうと、この週末も通ってみる。
仕事明けに焼津の海岸に直行してみると、曇り空の海は無風ではあるが少し濁り気味で、やはりうねりがあった。
なんだか先週の状況とそっくりだが、うねりのピッチは少しだけ甘いので大丈夫だろう。急いで支度をする。
そしてAM5:15頃、準備が整った。今日も目の前の沖には誰も出ていない。ああ、デジカメを忘れてきてしまった。
少し波を見極めてから無事に出港し、数分漕いでいつものポイントに到達。
魚探のモニターには今日もベイトの魚群が幾つも映し出されてテンションが上がってきた。
今日も使い古しのジグ&サビキから使ってみるが、この仕掛けは先々週から生き延びているので、実によく働いてくれている。
早速うねる海面から仕掛けを降ろし、中層の反応を探ってみた。
・・しかしなかなか針掛かりしてくれない。
使いやすいサイズの小魚ではなく、更に微細な稚魚達の反応なのか。
釣れない反応に執着している暇は無いので、次々に別の反応を求めては探っていく。
そして10分程掛かってようやくベイトがHIT。
ところが活餌をキープする為に巻き上げてみると、鯖ではなく鰯だった。
鰯の生命力では活かしておくのは困難かもしれないが・・とりあえずは活餌BOXにキープしてみよう。
なかなか思い通りに活餌が掛からない中、それでもなんとか3匹の鰯を釣り上げた。
一つの魚群から釣り上げた鰯達だが、面白い事にキープした3匹はカタクチ、ウルメにマイワシの3種類だった。
しかし間も無く、活かしておいたマイワシが瀕死になり、次いでウルメも変調を来してしまった。
結局一番丈夫だったのはカタクチ鰯であった。
餌のキープも大事だが朝マズメの時間も貴重なので、程々に本業の泳がせ釣りを開始する。
今日の潮は適度な速度で南へ流れているようだ。
うねりがあるので竿は手持ちで、海底の餌や仕掛けを気遣いながらアタリを待つ。
そんな時、不意に右足の甲に違和感を感じた。
草履を脱いでみると足は何ともない・・が、草履には何やら黒い影が見える。
恐る恐る草履を手に取って覗きこんでみると、何と内側に小さなクワガタがしがみ付いていたのだった。
何クワガタなのか、オスなのかメスなのかさえもわからない個体だ。何故俺の草履に潜んでいたのか・・。
そういえば先週の釣行の後から昨夜まで、庭で干しておいたからだろうか。
・・という事は、家を出てから車を運転している間も、出港時の海水に浸かっている間もずっと耐えていたのか。
よくまぁ生き延びていたな。というか、潰さないで済んで良かった・・。
クワガタを草履から剥がしてバウの凹みに放り込む。帰還するまで大人しく待っておれ。
そしてだいぶ待って からようやく竿先にアタリが出て、本日1発目のHIT。
ドラグこそ鳴らないが、なんとかキープサイズの重みで上がってきたのは赤い魚影。
久しぶりの尺カサゴだった。
泳がせていた鰯ではなく錘代わりのジグに喰っていたところがなんともカサゴらしい。とりあえずキープだ。
しかしその後も思い通りにアタリは続かず、次第に空も晴れてきてベイトも減ってきた。
イカン、泳がせ釣りが成立しなくなってきた。
潮も徐々に速くなってきたので泳がせ釣りは諦めてジギングに切り替える。
魚探を見ながら移動しては気になる反応に仕掛けを投下して探る。
そして近場を一通り回った頃、暫くぶりのHIT。
青物系の手応えで上がってきたのは32Cm程の鯵だった。
よし、土産に追加だ。
・・と思ったが、撮影しようと携帯をいじっている間に暴れて逃げ出してしまった。
その後も同じポイントに居座る魚群を狙うが、潮も激流となっていて狙い撃ちが困難だ。
おかげで何度となく掛けてはバラし、この環境に嫌気が差してきた。もう少し潮さえ緩ければ・・!
そんな状況でもなんとか40Cm程の鯵はキープ出来たが、なんだか納得出来ない。
もう一匹釣ってやろう。
そう思いながら川のように流れる海面で粘り続けた末、ようやくジグに掛けたのは30Cm程のワカナゴだった。
撮影後にリリースしてから帰還したら9:30過ぎだった。
尚、クワガタは人知れず居なくなっていた。
ベイトは鯖の稚魚が理想だが、鰯でも長生きさせられるようにウデを磨かないといけないな。
今回は貧果になってしまったが、次回もまだ期待出来るものはある。潮が緩くなっているといいなぁ。