| 2016年6月12日 | KFJC2016参戦 |
(俺) |
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少し前に何かのHPで、割と近場でカヤックの釣り大会がある事を知った。
本来俺は他人が大勢集まる所は嫌いだし、団体行動は特に避けたい傾向にあるので、当然そんな大会などに興味は無い・・はずだった。
ところが大会の競技指定エリアを見てその信念が大いに揺らぐ事になった。
その内容は相良港を起点に愛鷹岩(あしたかいわ)周辺までの半径2kmという事なのだ。
愛鷹岩といえば、普段縁の無い相良沖にあって昔からよく聞く好釣り場である。
いつかは行ってみたいと思っていたが、陸から見るとかなりの距離で、なかなか単独ではTRYし難い憧れのポイントだったのだ。
釣り大会ということであれば他の競技者も居るし運営のサポートもあるだろうから、ビギナーとしてはこれ以上に安心出来る環境は無い。
そんな訳で複雑な心境ながらも大会申し込みを済ませ、当日を迎えた。
当日早朝、主催地の相良港へ着いてみると既にカヤックを背負った車達が集まっていた。これほど多くのカヤックをまとめて見たのは初めての事だ。
空はやや曇り気味で少々東風が気になる環境だが、中止になるような状況ではない。
急いで支度を整えよう。
この大会は地元牧之原市と漁協が後援となっているので、堂々と港内のスロープを使用出来るという事も強みである。
スロープで出港準備をしたら大会本部で受け付けも済ませて車を駐車場に移動し、AM5時の競技開始を待つ。
しかし車内でのんびりパムを喰らいながら、ワンセグで釣り番組を見て時間を潰していると・・。
番組の終盤に差し掛かった頃、不意に窓の外に出港していくカヤック達が目に入った。おお!?そんなバカな!?
一瞬目を疑ったが、慌てて大会本部へ問い合わせると既に5時になって競技が開始されたとの事。
なんて事だ、俺の時計が遅れていたのか??とりあえず急いでスロープに走ってカヤックに飛び乗る。
スロープでは競技者が多過ぎてなかなか出港が捗っていない様子だったが、俺は波打ち際でスタンバっておいたのですぐに出港出来た。
それでも出遅れたハンデは大きく、既に十数人が先を行っているようだ。
とりあえずは目的の愛鷹岩を目指してダッシュで漕ぎ進める。
運営によると今回の参加者は57名。なかなか集まったものだが、指定のスロープでは些か狭過ぎたようだな。
初めての相良の海を港内から出ていくと、先程からの若干の東風と何故かうねりのある海面を皆果敢に進んでいた。
・・が、意外な事に誰もが愛鷹岩を目指して進むのかと思いきや、案外バラけて進んでいて拍子抜けでもある。
それにしても速い奴は既にだいぶ沖まで進んでいて驚いた。2人乗りのカヤックや足で漕ぐタイプもあるようで、速度も色々だ。
今日は普段よりも遠距離を漕ぐ事と荒い使い方をしない事がわかっているので、お出掛け用パドルを持ち出してきたのでだいぶ楽に進める。
そんな中で目指す愛鷹岩に向けて必死で漕いで徐々に距離を詰めていく。
道中でのうねりは遠浅の地形ならではのものだろうか。釣りに差し支える程ではないが、うねりは愛鷹岩を洗っていた。
今回の釣り場についての予習は過去の情報と某上州屋での有力な情報で万全だ。
という訳で、今日の釣りは竿を2本用意して久々の一つテンヤとカゴ釣りの準備を整えてきた。
浅い岩場という事で釣り慣れない環境ではあるが、事前のシミュレーション通りに先ずはメインのテンヤで攻める方向でいこう。
出港から30分近く漕いでようやく初めての愛鷹岩周辺に取りつき、魚探を起動する。
既に先に到達していた他の競技者たちも周辺で思い思いの釣りを開始したようだ。
魚探に映し出される内容はまさに予習通りで、水深8〜14m程度の起伏に富んだ岩場だ。
様々な魚群も映し出されてなかなか魚影も濃い様子で、ジグ&サビキで探ってみたい衝動に駆られるが、予定通りに市販のシバエビを付けたテンヤで海底付近から攻め始めた。
すると程なくして本日初HIT。
20Cm程のカサゴだったが、今日は大会なのでとりあえず最初の一匹はキープとしておく。
規定では各自一匹の重量で競う為、これよりも重い獲物が釣れる度にキープしておかなければならない。
後続の競技者達も続々と集まってくる中、俺の竿には2匹目、3匹目と同型のカサゴが連釣してきた。
サイズはともかく幸先は良いようだ。それにしても魚影は濃いが、浅いだけに小型ばかりだな。
重さを更新したと思われる個体だけはキープして、それ以外は放ちながら中層から下を重点的に攻めていく。
これだけ魚影が濃いとなると、当然他の競技者達も皆釣っている事だろう。どうにか皆を出し抜く獲物を掛けたいものだ。
風の影響か、全般的に西へ流される中でパドリングを交えて愛鷹岩から離れ過ぎない位置に留まる。
そんな俺達を大会運営側のプレジャーボートとジェットスキーが見守ってくれている。
地形からして根掛かり多発を覚悟してたくさん仕掛けを用意したものの、案外根掛かりしないまま順調にカサゴを放っていくと、それまでよりも若干マシな手応えの獲物がHIT。
とはいうもののドラグを鳴らすようなことは無く、無事に回収したのは27Cm程のメバルだった。
こんな仕掛けでも釣れちゃうものなのか・・。
とりあえずこれまでのカサゴ達よりは重量がありそうだったので、コイツもキープとする。
そのうち気がつくと東風は徐々に勢いを増してきて、だんだんと定位する事さえしんどくなってきた。
相変わらず連釣するカサゴ達と反比例して減りゆく餌の在庫。今日のカサゴ達は高価な魚だな。
そろそろカゴ釣りに切り替える頃合いだろうか。
しかし既に8時を回って陽が高くなっていて、おまけにこの速さで流されながら起伏の激しい釣り場を流すのは危険だ。
そんな訳でカゴ釣りに移行するのを戸惑いながら、シバエビを使い切るまでテンヤで粘ったものの、とうとうまともなサイズの獲物は掛からないままテンヤ釣りも終了となった。
もう少し潮が緩ければカゴ釣りで中層の反応を探りたいところだったが仕方がない。
気がつくと9時近くなり、多くの競技者は殆どが港方面へと戻る方向にいた。
結果を出せないまますんなり帰還するのも癪なので、帰り際にジグ&サビキを出してトローリングしながら移動する。
そして気になる魚群が映る度に疑似餌で探りを入れてみるものの、針には掛からない。
競技時間終了までまだ暫し余裕がある中、東風に押されながらも続々と港へ帰還してくる競技者達・・。
もはやこれまでだな。
9時半頃になって俺も仕掛けを片付けて帰還とした。
全ての片付けを終えて運営本部で帰還の届け出と獲物の計量を済ませる。
受け付けでは順位表のボードがあって、順次計量された参加者の名前と魚種、重さが貼り出されていく。
俺はとりあえずメバルを選んだものの、計ってもらうと740gだった。陸っぱりでも釣れるサイズだな。
当然上位には喰い込むことは叶わず、その後も続々と順位が更新されていくのを眺めていた。
そして一通りの計量が済んだところで順位が確定し、閉会式と表彰が執り行われた。
今大会の優勝はなんと8kg超えのエイで、次点が前回優勝者という参加者のトラフグ2.8Kg。3位以下は2kg前後の黒鯛やマゴチが続いた。
俺のメバルは16位と、どうにか景品を貰えるギリギリのラインで踏み止まったものの、なんとも物足りない結果となってしまったな。
尚、景品は日焼け止めだった。
この大会の過去の内容を溯ると、今まで台風シーズンに行ってきたせいかロクな内容ではなかったようだが、それに比べたら今回はだいぶ華やかになった方だろうか。
思いの外真鯛や根魚の釣果が少なかったようだが、この釣り場はまだまだ潜在価値が高いと思う。
最初は乗り気でもない大会参加だったが、終わってみれば未知なる釣り場を安全に体感出来て、久々に競技の緊張も味わって有意義な1日だった。
今後単独で愛鷹岩にTRYするのは未だ気が引けるが、この大会が次回もここで執り行われるのなら是非また参加したいと思う。
大会主催者と運営のサポートの方々に感謝。